新人SEがプロジェクトに配属される瞬間は、「これから頑張っていこう!」という気持ちと、「ちゃんと仕事できるのかな、、」と不安があると思います。
また、IT企業だと、新人の頃からテレワークが多いかもしれません。私も新人の頃、週4以上がテレワークでした。テレワークだと、質問をしたいときになかなか聞けない、などの悩みを抱える人が多いのではないでしょうか。
配属直後からスムーズに業務に取り組むことができれば、一人前のSEになるためにしっかりと成長することができます。
この記事では、新卒でIT企業にSEとして入社した私の経験を元に、新人SEが配属後に意識すべきこと、を紹介します。
配属される前の人や、配属されたばかりの人、配属後にテレワークが多そうな新人SEの方は、ぜひ参考にしてみてください。
まだ研修中の人は、SEが新人研修中に何をするのか、何を意識すべきかを紹介した記事もあるので、参考にしてみてください。
配属後の流れ
配属後の流れは、会社は部署によって大きく異なります。配属されたプロジェクトの人に確認し、流れを理解しておきましょう。
配属初日
配属初日は事務所に集合して、部署全体のキックオフがあり、その後個人ごとにトレーナーや上司に案内される形でした。案内後は、組織についての説明、プロジェクトについての説明、事務関連の内容などの確認がありました。
ここまでが普通の配属初日になりますが、私の場合は配属直前に体調を崩してしまい、出社することができませんでした、、
そのため、初日はオンライン会議でそれぞれの説明を受け、別日に対面での顔合わせ、という形になりました。当時は私だけが出社していなくて、「やばい、、どうしよう、、、」と不安な気持ちもありましたが、特に初日は先輩や上司もとても優しく接してもらえたので、落ち着いて仕事に取り組むことができました。
なお、対面での顔合わせ時には、課長・部長などの偉い方々と会うこともありました。最初だとその方がどれくらい偉いのかもよく分からない、、ということもあるかもしれませんが、挨拶や言葉遣いを気をつけつつ、ハキハキと元気よく話すことを意識すると、うまくいくのではないかと思います。
1週間後
配属から1週間経つと、事務作業周りが終わり、プロジェクト作業に向けての勉強が中心になります。
私の場合はこれから携わるシステムについて勉強しつつ、システムで使用するLinuxやJavaなどの基礎を学んでいました。毎日トレーナーと会話する機会があり、進め方や、取り組みの内容などを日々会話していました。
また、プロジェクトの会議にも入るようになり、作業に入らないながらもメンバーの一員という実感が湧いてきました。会議の中で出てきた分からない言葉を、ネットで調べたり先輩に聞くなどして日々吸収していきました。
1ヶ月後
配属から1ヶ月後くらいから、徐々に設計書を書く、プログラムを書く、などの作業に入っていきました。実際にやってみるとまた分からないことがたくさん出てくるので、先輩に聞きながら学んでいく日々でした。
また、私の場合は上司に対して月1回、何を実施したのか、何を学んだのかなどを報告する機会がありましたので、トレーナーと一緒に1ヶ月の振り返りを実施しました。初めての時は、報告も緊張したことをよく覚えています。報告をすると、上司から今後さらに成長するためにどのようなことを意識していくべきか、などのアドバイスをもらい、そこから1ヶ月また取り組んでいく、という形になります。
配属されたばかりの頃は何をすればよいのか、何が分からないかも分からない状態でしたが、先輩や上司に丁寧に教えてもらいながら、少しずつ業務の知識や仕事の取り組み方が分かるようになり、2年目には社内で高い評価を得ることができました。
配属後に意識すべきこと
ここから、私の経験を元に配属後に意識すべきことを紹介します。1つ1つしっかりと意識できるようになれば、一人前のSEに成長できているはずです。
報告・連絡・相談
新人SEにとって、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)は最初に意識しなければならないポイントです。慣れていない業務で、様々な失敗やスケジュールの遅れがあるかもしれません。その問題を、素早く、包み隠さず報告しましょう。問題を早期に共有することで、迅速に解決することができます。
また、自分の進捗を報告する際は、数字などを使って定量的に報告しましょう。定量的な報告によって、先輩や上司にとっても予定通りなのか、少し遅れそうなのか、などを早めに認識することができます。
悪い例:「~のテストを進めています!」
良い例:「昨日は~のテストを~件実施しました。全体で~件中~件完了しています。」
分からないことは何でも聞く
最初のうちは、分からないことがたくさんあるのが当然です。分からないままにせず、先輩や上司に積極的に質問しましょう。新人の間は何を聞いても大丈夫です!
しかし、同じ事を何度も聞くと、先輩に仕事のできない人だと思われてしまうかもしれません。メモを取るなどして、1度聞いた内容はしっかりと理解するようにしましょう。紙に書くでもよいですが、PCのメモ帳やWordなどを使ってメモをしておくでもよいと思います。また、質問する際は、何を聞きたいのがを事前に整理しておくことで、質問の時間を短縮できます。
また、テレワークの場合は先輩が近くにおらず、なかなか聞きづらいことも多いかもしれません。「ちょっとしたことで、ちょっと聞けばすぐ解決するのに、、」ということもあります。そのような質問はメモをしておき、会議の後、別の疑問点があるときなどにまとめて聞く、というようにすると、スムーズに質問ができます。なお、たくさんの質問をする際は、「~個お聞きしたいことがあるのですが、、」というように数を先に伝えておくと、会話もスムーズになります。
なお、私はちょっとした質問をするため、プロジェクトでのコミュニケーション活性化のために、週1で出社するようにしてみました。出社機会を設けることを提案してみるのも1つの手です。
学び続ける姿勢を持つ
IT業界は技術の進歩が早く、常に新しい知識やスキルが求められます。そのため、常に学び続ける姿勢を持つことが重要です。仕事をしながらでも得られるスキルは多くあります。また、優秀な先輩を見て学ぶのも1つの手です。どんな年齢になっても成長し続けることのできるSEを目指しましょう。
どんなことでも、興味を持って疑問を持つ、その疑問を解決していく、という姿勢が本当に重要です。1日1つのことを学ぶだけで、1年で200以上のことを知ることになります。その差は年数が経つにつれて大きくなるので、1年目のうちにその姿勢を身につけましょう。
私の場合は入社1年目から資格の取得と業務スキル向上を意識して進めていました。資格は、基本情報、応用情報やAzureなどのクラウド系の勉強に取り組みました。それらの記事もあるので、参考にしてみてください。
業務スキル向上は、基本的には仕事をしながら身につけていきましたが、今の業務と関係なくても業務中疑問に感じたことを質問する、先輩の発言の意図を考えてみるなど、学ぶ姿勢を持つことでより早くスキルを高めることができます。
もっと効率良く作業できないかを考え、改善する
SEはツールを使って作業することが多いです。設計書にExcelを使う、プログラミングをするのにコードエディタを使うなど様々です。最初は使い方に慣れるので精一杯かもしれませんが、慣れてきたら効率的な方法を探しましょう。Excelのショートカットキーもその一例です。日々の作業に対して、「もっと効率良くできないか」と考え、改善し続けていきましょう。
将来のキャリアプランを考え始める
新人SEとして経験を積む中で、自分の将来のキャリアプランを考え始めることも大切です。技術に特化したいのか、マネジメントをしたいのか、どの分野で活躍したいのかなどを考え、それに向けたスキルや経験を積んでいくことが重要です。
私自身もそうですが、「特にやりたいこともない、、」という人もいると思います。そのような人は、まずは自分の得意・不得意や好き嫌いを探しましょう。「好きではないけど、続けていて苦ではない」ものを探してみるのも良いかもしれません。
無理をしない
最後に、無理をしないことも重要です。プロジェクトの忙しさにもよりますが、なるべく定時で帰るようにしましょう。新人のうちはついつい頑張りすぎてしまうこともあるかもしれませんが、過労やストレスはパフォーマンスを低下させる原因となります。
また、今の時代でもハラスメントをする上司・先輩などがいるかもしれません。本当に耐えられないことがあれば、部署移動や転職なども検討してみてください。新人であれば、まだまだ将来があります。自分の心身の健康を最優先にしていただければと思います。
まとめ
この記事では、新人SEが配属後に意識すべきことを紹介しました。意識すべきことはこちらです。
- 報告・連絡・相談
- 分からないことは何でも聞く
- 学び続ける姿勢を持つ
- もっと効率良く作業できないかを考え、改善する
- 将来のキャリアプランを考え始める
- 無理をしない
配属されると、覚えることが多かったり、急に忙しくなったりなど、色々と大変なことがあるかもしれませんが、無理せず、少しずつでも成長できるよう、日々頑張っていきましょう!